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”スペシャルスケール 1/24 国産名車コレクション”  皆々様、ようこそお越しくださいました【要約版(汗)】

玄関開けて3分経ったら... その3


...元ネタ、知ってる人います? ってもういいよネ。

追記...<2016年9月2日記入>
以下の文章はアシェットさんの限定テスト販売(本年3月実施)の際に書かれたものです。創刊された全国版の付属ミニカーとに一部仕様や仕上がりが異なる可能性もございますので、何卒ご了承願います。



今日は先ず、この写真から...。

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...という感じで、実は先程まで、いろいろ書き殴っておりました。...が、何の考えもなく書き連ねてたら、個人的で不要な話だらけになっちゃいまして。エッセイかよ!ってなレビューじゃヘンだし、そいつはボツにして、要点だけに絞ってブログ書き直しました。というのも第4号 コスモスポーツが昨日試販されたので『国産名車コレクション 1/24』でキーワード検索されて、初めてこちらへお越しになられる方も結構いらっしゃるハズ。であれば、GG.taka(つまり自分です...はじめまして)のおバカ(を装った!?)な文章もいらない、きちんとした内容が必要と思いましたので...。
それでは原文を大胆にカットして、第4号 コスモスポーツのレビュー【要約版】をご紹介いたします。

あっ、ボツにした文章、もったいないのでディレクターズカットとして、同時公開してます。同時公開なんて、前代未聞のブログって個人的にはウケてるのですが。
...ええ、やっぱりGGはおバカなのです。


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とりあえずは、情報から。このシリーズ、現在のところ、アシェットの都内書店限定の試験販売なんですが、あらたに丸の内のオアゾ内にある丸善書店さんでも販売されているとのことで、伺ってみました。今回はこちらで購入してます。

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では、先ずは本モデルの「良い点」から...。

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平面なボディー面へのタンポ印刷ですが、”Cosmo(ノーズ)”と”MAZDA(テール)”のロゴは字体も正しくシャープに入ってます。テールは特徴的な上下二分割のテールライトや2本出しのマフラーも形状正しく再現。それと、前後ナンバープレートの黒字に白の車名。実は、このナンバープレートはこのミニカーシリーズの共通で、英車名入り台座と併せて、コレクション性をさりげなく高めるアイテムになってたりします。その他、ハンドルのブラウン塗装、ウインカーの別パーツ化、イン・アウトテイクの墨入れやエッチング製ワイパーも健在。フェンダーミラーも実車通り外側へ開き気味に取り付けられています。

次は「悪い点」。実際に購入を考えている方は、こちらの方が気になるのでは?

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上段の2枚はこのシリーズの共通のミニカー的なドアの開き方と、黒い点が中に見えてしまう、ライトパーツ各所の取り付け。サイドウインドのサッシのタンポ印刷表現が良いだけに、ドアの開き方は本当に惜しいところ。それに、今回のコスモスポーツは良い方ですが、第2号の日産スカイライン2000GT-Rでは、乗り降りが困難に思われる程度にしかドアが開きません。

さらに、好ましくない箇所がいくつか...。このシリーズ、ホイールの出来がとても良く、正に足元からモデルを引き締めているのですが、今回に関しては、形状も正しくなく、メッキー塗装の厚みもあり実車の雰囲気が出ていません。メッキ色がディスプレイする際には目立つので、残念なところです。さらに、ヘッドライトカバーについては、大きさも合っておらず設計上のミスに思われる程の形状になっておりました(画像をクリックすると拡大します)。

以上、私見的ではありますが『1/24 国産名車コレクション』第4号、マツダ コスモスポーツのレビューでした。コスモスポーツ、子供の頃に大きな絵を描いてたくらい大好きな1台ですので、色々と問題点はありますが、個人的にハズせません。例えば、実車のリアデッキがさがり気味のバランスの悪さとか、当時の車両の雰囲気をちゃんと再現しているこのシリーズならではのダイキャストボディの造形も、なかなかだと思いますし。まぁ、GG.taka本人は満足しております。このシリーズ、アシェットの発表では全60車種とのことですので、中には1~2台くらい、出来の悪いものがあっても...ということで良しといたします。
...いや、良くないか。

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これで3台になりましたが(第3号のホンダS600は購入しておりません)、3台も揃えると、ノスタルジックな気分が楽しめます。もっとも個人的には、80年代の日本車が好みなので、アシェットさん、こちらの方もよろしくお願いいたします!

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てな、感じで速攻製作編、【要約版】第4号 コスモスポーツのレビューでした。ああ、訪問者カウンターが上がってる!! やば~、早くブログ公開しないと(汗)。


では。
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”スペシャルスケール 1/24 国産名車コレクション”  皆々様、ようこそお越しくださいました【ディレクターカット版(笑)】

玄関開けて3分経ったら... その2


...元ネタ、知ってる人います? ってもういいよネ。

追記...<2016年9月2日記入>
以下の文章はアシェットさんの限定テスト販売(本年3月実施)の際に書かれたものです。創刊された全国版の付属ミニカーとに一部仕様や仕上がりが異なる可能性もございますので、何卒ご了承願います。



こちらは1/24コスモスポーツ【ディレクターカット(笑)版】レビューです。要するに、同じ題材で、モデル紹介とは関係ない要らんことばかりが書いてあります。そんな粗文読んでいただいてシラけるより、こっちの要約版】(←クリックでリンクします)をご覧いただくことをお勧めいたします。
本人的には同じネタでブログを2回書いたよ、ってのがうけてますけど(汗)。

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx店主

...それでも、粗文でよろしければ、ドゾ!!

今日は先ず、この写真から...。

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”仕事でイヤなことがあったら、1/24コスモスポーツを腹いせに購入しちゃお!!”
って楽しみにしならが、昨日の販売日を待っていたんですが、残念ながら意に反して仕事はスムーズに終了。おかげで時間も余ったんで、丸の内のオアゾの丸善書店でも試販されているとの情報確認ついでにそこで購入してきました。オイ、GG!

でもネ、一日中、休みを潰してまでしても、ラジエーターへの真鍮パーツフィッティングとフレーム修正で終わっちゃうポケールのフィアット130HPなんかより、玄関開けたら、パッケージ開けて、速々、3分後にはディスプレイ出来る1/24ミニカーシリーズって嬉しいじゃぁ、ありません?

ということなので、折角(?)購入、してしまった、のであれば、第4号のコスモスポーツもレビューさせていただきます。もちろん分かってます、ウチは1/8ブログだって。でも『国産名車コレクション 1/24』でキーワード検索されて、このブログが引っかかって来られる方が未だに結構いらっしゃるんですよ。本当は1/8 モデルネタ目当てにお越しいただけると嬉しいのですが、そりゃ、今どき『ポケール フィアット』なんてキーワードを検索してる人なんて、世界1億3千万人の日本語使用者の内に一体何人いることやら...2、3人でもいればいいところですので(汗)。

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とにかく先ずは皆さんに当ブログの存在を知ってもらわないと、世の中のお役にも立てないので。「★1/8(モデル)で、ブログしてみましょ」めざせ1億3千万人、総ブログ検索!の長い道程への一歩ってことで(汗々)。

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ということで、GGの不要な能書きは終わらせて、レビューを。先ずはモデルの良い点。以下英略GP(Good Point)とでもいたしましょうか(何故英語なの??)。

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平面なボディー面へのタンポですけど、”Cosmo(ノーズ)”と”MAZDA(テール)”のロゴは字体も正しくシャープに入ってます。テールは特徴的な上下二分割のテールライトやカッコいい貧弱2本出しマフラーも形状正しく再現。それと、前後ナンバープレートの黒字に白の車名。実は、このナンバープレートはこのミニカーシリーズの共通で、英車名入り台座と併せて、コレクション性をさりげなく高める好GPになってたりします。その他、ハンドルのブラウン塗装、ウインカーの別パーツ化、イン・アウトテイクの墨入れやエッチング製ワイパーも健在。フェンダーミラーも実車通り「でんでんむしの角」のように外側へ開き気味に取り付けられてますよ、ちゃんと。

お次は、お待ちかね「悪い点」(以下、英略BP...いちいち英略せんでも)。お待ちかね? まぁ、実際に”買おう”って考えている方は、悪いところの方が知りたいと思うから。...と、いうことで。

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上段の2枚はこのシリーズ共通のBP。ありえないドアの開き方と、カエル目になっちゃう黒く接続棒が見えてるライトパーツ各所の取り付け。サイドウインドのサッシのタンポ印刷表現がイカシテるだけに、ドアはホントもったいない。それと、このコスモはOKでしたが、GT-R(第2号)なんか、乗り降り不可能ってくらいにしかドアが開きません。この辺り、GPもBPも最初から解かってて購入するからいいのですが、このコス・スポ、もっと如何ともし難いところが...。

2000GTもGT-Rもホイールの出来がすんごく良くて、正に足元からモデルを引き締めてくれていたんですけど、こちらはダメ。形状が正しくなく、さらにメッキー塗装の厚みもあって実車の雰囲気とは別物に出来上がっちゃってます。メッキ色の下品なところがディスプレイしたら結構目立っちゃって...改造車みたい。

さらに、うゲっ!!ってところが、ヘッドライトカバー。大きさが...なんと全然合ってない。取り付け不良じゃなく、明らかに設計ミス。↑の画像、クリックして拡大して確認したら、啞然としますから、ハイ。


以上、そんな感じの『1/24 国産名車コレクション』第4号、マツダ コスモスポーツでした。 コスモスポーツ大好きです。子供の頃にご近所の勉強教室(塾ネ)の黒板に1m超のデカデカとコレ描いてたくらいですから。幼稚園児だったんですよ、その時GGは。なので、やっぱりハズせません。ということで、購入してしまいました。コレ、致命的な欠点はありますが、ダイキャストのボディ形状は結構イケてますし、リアデッキがさがり気味でバランスの悪いカッコよさなんかが、ちゃんと時代表現出来てますし、まぁGGとしては満足してます。全60車種もあるんだから、中には1~2台くらいは出来の悪いのも...てなことで良しとしましょう。
いや、良くないか。

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早や、これで3台目(エスロク、買ってません)。3台も揃えると、ノスタルジックな気分が楽しめます、ってか、本当は60'sからいい加減脱っしたいんです。旧車を集めるんなら断然80年代ものの方が楽しめるので(自分比)。

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どうでしょう。 コスモスポーツのレビュー、お役に立ちました?

で・は・ま・た。
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ついに新連載開始!! ...となりますでしょうか?  新たな1/8へ手をつけました。(さらにラ フェラーリのオマケ データもありますよ)

玄関開けて3分ったら... その1


...元ネタ、知ってる人います?


今日は先ず、この写真から...。

Ref (221)

フィアット 130HP、1907年フランスGP優勝車

国際規格化されたレースが”グランプリ(GRAND PRIX)”の名のもとに、はじめて行われたのは今から1世紀以上も前の1906年のことなんですが、ご存じでしたか。さらには、これ以前にちゃんとした国際自動車レース、実はゴードン・ベネット・カップってのがあって、こちらは1900年からグランプリ元年の前年1905年まで大会が開催されて、大いに人気を博してはいたんですが、時代とともにレースは”グランプリ”にとって変わられ、それが現在へと続いているわけです。今日は、”グランプリ”にとって変わられた、そのいきさつからブログを書いていこうと思います。


第一章 フランスGP


ゴードン・ベネット・カップというのは、巴里(って漢字で書くとあの頃っぽい)に在住した大金持ちで、ニューヨークヘラルドの社主であったジェイムズ・ゴードン・ベネット・Jrが発案したはじめての国際自動車レースで、こと細かな競技規定の他にも、出場車両には、たとえばタイヤなど、構成部品に自国のメーカーの製品を使用することが決められていたりと、このゴードン・ベネット・カップは、”国”同士の自動車製造技術を争う趣きのレースでした。皆さんにもお馴染み(って、もう言えないかも)のレーシングカーのナショナルカラーなんかも、観客がどの国の車両がレースをリードしているかが分かるようにと、大会創設の際にこれが決められたものなんです。でその内容は、各国の自動車クラブによる国別対抗戦で、まぁ、「自動車クラブ」なんていうと、なんともアマチュアな響きがありますが、フランス国の自動車クラブなんかは自動車文化が当時はフランスが中心だってこともあり、結構権威もありまして、それが、後の後の後にはFIAになって、今やご存知のとおり、F1やWRC、WTCCを主催するまでになります。FIAの本部がフランスのパリにあるってのもこういうわけなんです。で、話を戻して、ゴードン・ベネット・カップでは、出走車両は各国ともそれぞれ3台までとして、前年の優勝国の自動車クラブが次年のレースを主催し自国レースを開催することになってました。F1のことを持ち出した後だと、なんだか小っちゃい話に感じますけど。

ところがこのなんだか小っちゃい話のゴードン・ベネット・カップの規則、”出場車両は各国3台まで”が、フランス自動車クラブ(Automobile Club de France、以下ACF)にとっては小っちゃい話ではだんだん済まなくなってきまして、自動車メーカーがいっぱいあったフランスでは、いっぱい優勝の可能性がある会社が国内にあるのに、国際レースの出場車両数が台数限定されているのは不公平。我が社も我が社もレースに参加させろと、国内メーカーからの声が高まるなか、その出場枠を増やそうと、ベネット氏に自動車生産台数を基に各国のレース出場車数を割り当てるよう話しを持ちかけますが、あくまでも国対抗にこだわりをもつベネット氏には、国同士の公平さに欠けるとしてこれを聞き入れてもらえず。だったらと、ACFは翌年の参加を取り止め、翌年の開催国の義務も放棄、そしてこの年から製造業者対抗スタイルによるあらたな国際レースをでっち上げちゃったんですね。製造業者対抗だったら、自動車製造メーカーが”公平”に何社でも参加出来るわけで、そのレースをACFは「大賞典 = GRAND PRIX」と名づけました。これが今に続く”グランプリ”のはじまりなんです。

それまで結構な盛り上がりだったにも関わらず、ACFが反発したことで開催する国が無くなってしまい、ゴードン・ベネット・カップは1905年のレースを最後にあえなく終了してしまうのですが、あるいはそれがこの大会の定めだったのかもしれません。TVコマーシャルなんか勿論ない当時、国際自動車レースへの参加は自社の有力な宣伝媒体として、自動車メーカーにとっては社運のかかった死活問題だったんです。特に多数の自動車製造会社を有するフランスにおいてはそれが顕著。”出走車両は各国3台”だなんて、おたく今年は出ます?などとのん気なことも、もう言ってられる時代ではなく、1国内においても複数の自動車メーカー同士が販売を争い合うほどに自動車産業は既に発展を遂げていました。だからこその製造業者対抗レースを世は必要としていたんです。また、競技車両へは自国の製品を使うべしなんていう”古風”なルールも取っ払い、結果、タイヤメーカーや電装品メーカーも国枠を超えて開発の機会を増やし、力のある企業はその技術力を大いに伸ばし、グランプリは周辺自動車技術の発展にも貢献していくようになりました。

もっとも1914年の第6回までは、”グランプリ”レースはフランス国内においてのみ、言い出しっぺのACFが開催していましたが、それでも当時は自動車文化と言えばフランスがその中心、ACFの尽力もあって、自動車国際レースの一大イベントになったこのフランスGPに勝利するため、自国のルノーやパナールをはじめ、ドイツのメルセデス、そしてイタリアのフィアットなどなど、欧州の有力メーカーは毎年、最新鋭の車両を持ち込んでしのぎの削り合いを繰り広げたんです。

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あっそうそう、自動車レースがら締め出されちゃったジェイムズ・ゴードン・ベネット・Jr氏なんですが、その後どうしたかというと...。なんと空の世界でゴードン・ベネット・カップ レースを復活させちゃうんです。早くも1906年には気球による、そして1909年からはもうひとつ、飛行機で。飛行機大会は1920年で終了しましたが、気球レースは今も続く権威あるレースになってるんですって、”各国それぞれが3チームまで”って相変わらずに...。ゴードン、しぶといねぇ。


第二章 FIAT 130HP


1906年の第1回フランスGPでは順当に(?)フランスのルノーがこのレースを制したのですが、早くも翌年、1907年開催の第2回フランスGPでは、イタリアのフィアットが優勝を搔っさらってしまいます。この時、フランス人のメンツを丸潰れにしたのが、冒頭写真の FIAT 130HP。このクルマ、国際規格下のグランプリカーってことなんで今で言うF1。当時の最先端の技術の粋を集めて設計された、その頃もっとも進んだガゾリンエンジンの競技用自動車の一台です。もっとも、グランプリレースといっても近代のクローズドサーキットで行われる2時間枠のテレビ用レースなんかじゃなくって、車の性能つまりは耐久性(と速さ)を競い合う内容なんで、この年のフランスGP、全走行距離770kmのコースを6時間46分かけて走りきりました。

自動車レースはもともと2都市間の移動スピードを争うところから出発しているのですが、自動車の性能があがるとともに危険と化したため、フランス政府は1903年にこれを禁止しておりました。そのためフランスGPは依然一般公道ではありましたが、これを完全に閉鎖したうえで、サーキットに用いて行われました。一般公道を閉鎖するコースはルマンのサルテやスパ・フランコルシャン、モナコの市街地コース(1929年第1回大会開催)にその名残がみられますが、競馬場から発展したアメリカのサーキットレースとは異なり、ヨーロパは長距離競走が主流。この時のフランスGPのコースは1周は77kmもあり、ここを10周して勝敗が決定されました。成田空港~羽田空港が約90kmですから、どれだけ長い1周だったことやら。FIAT 130HPはこのコース、といっても単なる田舎道を平均速度113.621km/hでかっ飛んで優勝します。

もちろん国際規格としてレースにはさまざまな規定が設けられております。1907年当時の車体に関するレギュレーションは燃料規制と車重で、最大車両重量については「1000kg以下」と定められてます。ん?”最低”重量の間違えじゃないのかって、今のレース感覚からするとそう思うのですが。いや、最大重量なんです。つまり、これ以上重くしちゃダメって言っておかないと、いくらでも大きなエンジン(大排気量エンジン)を搭載してくるので、結果、車が高速になりすぎて危険ってことなんです。高速化=あぶない、は国際規格化当初からの話なんですね。

でその排気量、このクルマの場合16,286cc(16リットル!)もある大排気量レーシングカーなんです。主催者側の重量制限レギュレーションに各メーカーはこれを軽量車体の開発で対抗したので、結局当初の思惑とは異なり、大排気量の高速車両が軒並み登場してくることになりました。中には排気量18リットルなんてのもあったそうで。とはいえ、この頃のエンジン、フィアット130HPでも最大回転数は1,600回転と低く、材質、加工技術上それほど高回転時の耐久性はないんだと思いますが、そのためやたら燃料を喰うってことではないようです。ただ、ボアxストロークは180x160mmもあったりして、大人の手のひら位ある大きさで、ひとつ4.5kgもあるピストンがシリンダーの中でボールペン1本分位の距離を上下したりしてました(手のひら広げて膝の上で上下してみると動きがイメージできます)。

鉄アレイみたいなピストン、さぞが重かったことでしょう。っていうか、もうこの頃には、現在とおなじエンジン・システムが出来上がっているんです。冷却水/オイルの循環経路を内包するエンジンブロックや、吸・排気バルブの駆動(ハーレーみたいなプッシュロッドのOHVですが)、エンジン出力からギアを介して駆動する水・オイルのポンプ、ラジエーター、オイルパン、キャブレター、スロットル、プラグと”マグネトー”による点火装置(ボッシュ製 - イタリア製のレース車両に搭載されていることにも注目)などなど。ラジエーターからの冷却水経路も、エンジンブロック側面から入ってエンジン内部各所を冷却したのち、最終的に排気バルブの上面を通って、ここの温度を下げてから、エンジンを出て行く、なんてレイアウトになってます。馬鹿でかくてアカ抜けないそのルックスは別にしても、おなじみの構成、姿になってるんです。かれこれもう1世紀以上も前のことなんですが。

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このエンジン、車名の由来でもある130馬力を1,600回転で発生。車重は前述のとおり990kgなので、パワー/ウエイトレシオは6.38。数値だけで言えば、FIAT 130HPは新型ロードスター(ND型)と同じ性能を有していることになります。それを最高速度150km/hオーバーでぶっ飛ばしました。...田舎道を、ですよ。もちろん運動性能はロードスターと同等なワケありませんから、ドライビングスキルとして腕力とそれに度胸は必要だったことでしょう。それで7時間近くも”レーシング”したんでっせ!!! こりゃ、根性も...必須です。

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FIAT 130HP。こんな形ですけど、百年もの昔にはホント物凄くイカシテたでしょうね。



第三章 GG.taka(笑)


...ということでお話しは一気にごく最近のことに戻るんですが、というよりここひと月ほどの個人的な話。アシェットの1/8『週刊 ラ フェラーリをつくる』玄関開けたら2分で今日の作業終わりのエンジン製作編、毎週あっという間に終了じゃ、コックピットカスタマイズで盛り上げてきた我が造作心(craftsmanship)のやり場に、と言うよりブログのネタ的に、も困ってきて、さて玄関開けて3分目以降には何をしようかと考えた末、この”イカシテた”クルマを製作することにしました。
ここまでの長~い話は、要するに単なるこのことへの前フリだったんですけど。

ポケール 1/8『FIAT 130HP GRAND PRIX de FRANCE 1907』

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実車が110年も前の名車なら、この1/8のキットも初版製造から既に50年が過ぎようとしている快作プラモです。こんなキットが既にこの頃にあったんです...。
いや、この時代だからこそ出来たその内容とも言えるんですが。テスタやF40の時代のやつじゃなくって、60年代後半から70年代の極初期のポケールが手掛けた一連の秀作モデル。『FIAT 130HP GRAND PRIX de FRANCE 1907』はその第1段として、リリースされた、最初からいきなりコレなキット。イタリア製品まことに恐るべしです。

その恐るべし内容は、キット製作の進捗と共においおいと言うことで、今日は取りあえずやっとこさのこと、先日組み上がったエンジンのお披露目いたします。今回は素組みで行く予定なんで、手を加えたことといえば、シリンダー周りのオイルライン(真鍮線使用)とかホースクランプ、アクセルロッドをちょこっと加えただけ。それでも、キットのパーツ分割の上手さや細かくしっかりとしたモールドの出来のお蔭で、色の塗り分けと、それとカッコよく見えるように写真を撮るだけで(汗)、それなりに精密感のある仕上がりになります。
あっ、それとキャブレターの吸気口へ真鍮のネット入れてたっけ。上手くいったんでここ密かな自慢です。300倍くらいに画像、拡大しないと見えませんが(笑)。

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一応は、本モデル製作のテーマとして『塗装色のこだわり』なんて、前回言ってしまいましたので、実際のところ、塗り分けや色使いは自分なりに色々と考えてみました。塗装色だけに”色々”って、別にオヤジギャグじゃないですヨ(ヘンに言い訳するところが、オヤジくさいぞ、GG!)。それでも、行ったのはスプレーないしは筆塗り塗装だけで、色の調合もエアブラシも面倒で、特にはしてません。

てな、ことで、ゴールドをタミヤとクレオスのスプレーで使い分けたりとか、シルバー系吹いたあとにフラットクリアーかぶしてモノトーンに近い配色の中へバリエーションを増やすようなこともしてますが、最近はエナメル塗料やスプレーのカラーも色が増えて来てるので、数年前にベンツのエンジン(ポケール Mercedes-Benz 500K)を組み立ててた頃よりもいい感じになってたりします。それに、バルブプッシュロッドの基部のパーツは、実は未塗装でヤスリで荒らしただけなんですが、金属っぽいの感じの重みが出てません? こんなのもこだわりの塗装(こだわりの未塗装?)ってことなんですけれど、どうでしょう。あとは工場の機械のソレを思わせるような、アカ抜けない無骨な内燃キカイを具現化するような汚し塗装なんかが出来たらば、結構イケるんじゃないかと思いますが。

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製作過程のちょっとした動画がありましたので、貼ってみました。興味ないしはお暇がある方はどうぞ。1/8 スケールで、出来上がると結構デカイものにもなりますので、これでもなかなかな見れるものになってませんか? こちらは塗装全く無しの完全素組みなんですが、実はこの状態にもっていけるだけでも、たいした腕前なんですよ。例えば、パーツ同士の合いがドンピシャなのに、キットのビスをそのまま使うとエンジンフードは完全には閉まらないとか、謎解きを必要とすることがそんなこんなで、この時代のポケールにはいっぱいあちこちありますもので(笑)。
なるほど、恐るべし? いやいや、イタリアポケールのすばらしいところは、そんなネガなことじゃありませんよ。




本来は、ラ フェラーリのカスタマイズの話しついでに、ポケールのFIAT 130HP、ささっと仕上げて”オマケ的”に紹介しようってつもりだったんですが、エンジンだけで結構時間食っちゃいましたし、今回もダラダラと書くことでいっぱいになっちゃいました。

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ラ フェラーリのカスタマイズの話し、すみません、また次回ということにさせてくださいませ。...ってのは、やっぱりマズいんで、差し替え用の新作メーター画像のデータ、添付いたします。なので、今回はラ フェラーリの方がオマケです。


第四章 Appendix 要はオマケの事ね(汗)


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これ、アシェット1/8 ラ フェラーリのメーター画像を色々と差し替えて楽しめるようにすることで、支払った総額以上の元は取ってやろうとする、セコイGG.takaカスタマイズ企画の一環なんですが。ならばアシェットのオリジナルのメーターの出来もイマイチだし、ラ フェラーリの今どきの液晶メーターはいろいろ表示も変えられるので、自分だけのメーターを造っちゃえと。ただし、ろくなペイントツールも持ってなくって、いいかげんなやつを今までは粗悪製造してましたが、今回は○ou○ubeでドンピシャな画像を見つけてきましたので、それでメーター画像を再、再、再作製してます。画像はよりシャープに、GGのいい加減な想像も入っていないこの画像ったって、殆ど手を入れてないんだから当たり前か。これを以って差し替え用メーター画像の新作かつ最終バージョンとすることにいたしました。
ちょっとウレシイ、赤メーターってことでもありますし。(嬉)


◆新作その1『ドア、開いてまっせ!!』
のコーション付き バージョン 2種
M 1111 J

M 2222 J

◆新作その2『スタートボタンさっさと押して、早ようエンジン始動させろや』
のインフォメーション付き バージョン 2種
M 3333 J

M 4444 J



これなら、結構オリジナルなラ フェラーリが作製出来るのではと考えてますが。
が、ここからさらに自分だけのオリジナリティを高めるべく、こんなことをしてみました...。

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手元の1/8 ラ フェラーリ、イルミネーションをONにすると、通常のホワイトメーターの中にイタリア国旗と跳馬が浮かび上がるという仕様。これでアナタのラ フェラーリは「改造車」ということになります(笑)。もっとも、実車はイグニッション入れる前の液晶メーターって真っ黒なブラックアウト状態なんで、こんな仕様もありませんが、ソレを言っちゃえば、元のアシェットだって”??”ってことになっちゃうでしょ。(ブラックアウト仕様も試しに試作はしました⇒ボツ)


◆新作その3 ”ホワイトメーター”
今回の最終画像に以前自作してあった白メーターから今さっきメーター部分を移植し直して来ましたので、上記の作例写真よりは出来が(ちょっとだけw)マシになってます。中央のメーター部分は完全自作なんで、字体とかは実車と違っちゃってますが...ご勘弁を(汗)。
M 5555 J

M 6666 J

「お馬さん&イタリア国旗」ホワイトメーターの”ウラ貼り”用画像データです。
meter OK I1-2-75 J

メーターの画像差し替えカスタマイズについては、
こちら『秘策その3(メーター画像のつくり替え)』紹介編と
こちら『秘策その3(メーター画像のつくり替え)』製作編に記載してあります。

以前このブログでも紹介いたしましたが、アシェットのラ フェラーリ、オリジナルのままですとメーターの光り方の違和感や光量不足等の問題がありますので、これらを改善することで、メーター画像の差し替えカスタマイズをより効果的なものにすることが出来ます。その辺りの話は、ブログカテゴリー内の『コックピット関連』の中でLEDメーターに関する記事としていくつか紹介いたしておりますので、まだご覧になられてない方はご一読いただけるとよいかと思います。...関係ないこともいっぱい書かれてまして、実は読むのが面倒なんですが(汗)。



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取り合えず、今日はこの辺で筆を置いて、さっさとプラモ作り再開します。
だって、ノッてる時にさっさと作らないと...またエンジンだけ完成させて、それで終わっちゃうので。ウチにはそんなのが結構あったりなんです、実は。

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FIAT 130HPも、テスタロッサみたいにならないといいのですが(笑)。

...それにしてもFIAT 130HP、エンジンでかい。これ、4気筒なんですけど。



続く、やっぱり続けないと(汗)。
では。
関連記事

”アシェット インプレッサ”、”国産名車コレクション 1/24”   皆々様、ようこそお越しくださいました。

ブログ更新、ちーともしてませんが、それでも


...いろいろとやってます、一応 (汗)。


実は今日はブログの更新ってことでもないのですが...。最近、新規でこのブログにお越しになられる方が結構(例によって...当社比)増えてまして。

みなさん”アシェット インプレッサ”とか、”国産名車コレクション 1/24”とか”国産名車コレクション ハコスカ”とか、あるいは”デアゴスティーニ 1/24”といったキーワードで検索されてウチへ来られるみたい。気になってらっしゃる方って結構いらっしゃるようで。これらの新創刊については、前回前々回にて既にいろいろご紹介はいたしておりますが、1/8スケールモケイの趣味が高じて立ち上げたこのブログ、看板にも1/8と謳ってますからに、そうそう1/24モノについてオモテ立っては書けず「国産名車コレクション」の話しに関しては追記をそ~っと「コメント欄」に寄せたりしておりましたが、他のブログ諸々氏様も第2号のスカイライン2000GT-Rの話しには及んでいないようですし、お目当てに折角当ブログへお越しいただいたのであれば、情報の提供はきちんとすべきではないかと。つまり...




...そのハコスカ 、実は購入してまして(汗)。

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裏レポですがよろしければ第2号ハコスカのレビュー、こちらからどうぞ。

(クリックの上、下部コメント欄のそのまた下部に該当の記述ございます。書き殴りなんですけど)
リンク先の記事、真ん中辺りにデアゴとアシェット、各1/24の書籍が置いてある書店情報も記載してます。実物をご覧になりたい方はご参考ください...といっても都内に限る、なんですが。


追記...<2016年9月2日記入>
コメントはアシェットさんの限定テスト販売(本年3月実施)の際に書かれたものです。創刊された全国版の付属ミニカーとに一部仕様や仕上がりが異なる可能性もございますので、何卒ご了承願います。




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もちろん、『本業』の方もちゃんと進んでます。

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1/8 ラ フェラーリは、カムカバーの塗装し直しに続き、エアチャンバーを実車同様のピカツル化としました。これで完成時のリアビューがある条件下で大いにアップするハズです(後日-でスミマセンの-公開の予定)。

エンジン、徐々に形になりつつあります。イイ出来ですしデカイですよコレ、てかこんなにケツがでかいエンジン、レースカーならこんな造りはしないんでしょうから、X軸によろしくないところが、さすがはスーパーカー!のエンジンです。で、そのエンジン、これからも続く号にてさらに2カ月に渡ってパーツが追加されて、元からデカイこともあって最終的には迫力満点の一品となって完成するのですが、そんなカスタマイズに関しては、GGはやること特にナシ、毎週毎週、説明書に従ってちょこちょこやって終わりなんで、玄関開けたら2分でご飯な心境です。
だってエアチャンバーから下って完全に車体に埋もれてますでしょ、ラ フェラーリ。ならば見えないところはなんもしないのがGG-Ryu。見えちゃうのなら話しは別ですけど。それって単なる手抜きだろって? 一応、あることは考えてるんですが、それ、上手くいくとも思えないし、リアセクションがまとまらないことにはなんにも始まらないので今は想っているだけ。そういうことなので、玄関開けたら3分目以降には何をしようかと、別の1/8にも手を染めることにしました。
それがわざとっぽい右上のチラ見のヤツ。エンジン組んだらいざ”公開”開始のつもりなんですけど。この模型、テーマは『塗装色へのこだわり』と選定してまして、それならば、なんとかブログのネタにもなるんじゃないかと。あのスプレー何処にしまったっけ? とかなんとか...昨夜も頑張ってます。でもお見せ出来る状態までには至らず、結局またもやブログ未更新の朝を迎えてるような、そんな次第です。

みなさんの興味を引けるようなクルマ(?)でもない今更感なモケイなんですが...
1/8について何かをお伝えできればと。それでもアレコレ、やっぱり楽しいです♪ 1/8、って。
(1/24 購入しといて、なに言ってんだか。...コスモスポーツも欲しいぞ!!)


続く、続けないと(汗)。
では。
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