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週刊 ラ フェラーリをつくる:ボディー塗装編 GGの色別グループ分け、シリーズ最終話 ”その④” です。

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*流用↑ネタも行き詰まりか      LaFerrari 1/8; painting tips part 4

本日のGG色彩考は...えっ?まだその話 やるの(汗)



こんにちは! 近頃はブログの更新よりも自分のコメント欄に投稿する回数が圧倒的に多いGG.takaです(そんなこと言っちゃマズいだろ)。GG的色分けグループその④は、グループ中でボディー表面で反射する光の量が最も多い色についての解説です。てか、普通に「明るい色」って言った方が通りが良いでしょうけど(笑)。

あっ、その前に当ブログにコメントをくださる同じくアシェット ラ フェラーリ制作中のotto氏からの依頼事がありまして、先にその回答を下記へ記載致します。

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この部分、アシェットはネジの取付け箇所も含めてボディ色で、なんか未塗装っぽい、というか、実車こそ”未塗装”でカーボン剥き出しじゃないかと、それ再現するのにツヤ消しに近い半艶黒に塗装し直しました。ってことなんですが、ottoさん。
(これ昔のGGフェラーリです。今思うに、このまま再塗装ナシでもよかったかも)

ブログ本文にまでコメントを投稿してしまいましたが、本編に戻ります...。

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...と言うことで、GG的色分けグループ話も最終話のその④ですが、このシリーズ、毎度ながらですが 1/8 等ラージスケールモデル前提ってことをお忘れなく、そもそも小スケールモデルではこんなこと特に問題にもならないでしょうから。
はてさて、既に自論が始まってますので、ここからは半分くらい適当に聞き流していただきたいのですが(大汗)...、2階の窓から駐車場のクルマを眺め見るような1/24や1/18スケールのカーモデルは、クルマの全体像を見て楽しむもので、小スケール鑑賞モードに入っている脳はフェティックな細部の仕上げなんかより、関心があるのはあくまでも全体像。となると、今日の話の中心になる『映り込み』にしても『影』にしても、小スケール観賞モードの脳には、同時に視野の中に飛び込んで来るモケイ上の様々なディテールと同様、全体像の把握に利用される以上の情報量がそこにあったとしても別に有り難味なんてないので無視されてしまいます。
...なので今日のお話は1/24や1/18では意味を成さなくなっちゃうんですよ。

”磨き込んだフェンダーに浮かぶ『映り込み』と『影』が織りなすその美しい共演を暫しのあいだ我を忘れて眺め入る” というあのお馴染みの行為は、より寄った視点で鑑賞することになるラージスケールだからこその特権の...えっ? 皆さんそういうことしてませんか。

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1/8 スケールモデルをディスプレイする際に関係している、クルマがかっこよ~く見える(と、無理矢理GGが主張する)2つの要素『映り込み』と『影』。赤を代表とする色の明暗具合が程よいグループその①は、映り込みと影の両方がバランス良くボディ上に表現され、黒を代表とするグループ②では、その特徴としてボディには周囲の背景が色鮮やかに映り込みます。そして、今回のグループ④の特徴は...特徴はなんと映り込みが苦手なこと(爆)。これが苦手となると誰かさん的には非常に困るんですけど...。

実際のところ、ボディがグロス(ツヤあり)でありさえすれば、必ずそこには周囲の背景が映り込んでいるのですが、明るい色で塗られたボディとなるとその映り込みが見え難くく、というか分からなくなってしまいます。その原因はボディ塗装色のフィルタリング効果。黒やその他の比較的濃い(暗い)色では周囲の景色はほぼそのまま深い色彩を以ってボディ表面に映り込みますが、これが例えば白いクルマでは薄灰色系の色調の色段階も少ないモノトーン画像に映るようになってしまいます。

映り込みって...黒では色鮮やか、赤だとちょっと怪しく、白ならもうわからない。
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これに気付いてしまったからには、磨きオタクのアナタはもう耐えられえない!

フィルタリング効果についてお話ししますと、先ずは色分けグループのネタシリーズの初回で説明した『色が見える原理』を。話を要約すると、って要約して書いてみましたが、却ってワケ分からなくなってきたので書くの止めちゃいました(爆)。

要するに、先ずは映り込みがあって...これは塗装されたボディのツルツルした表面が透明なスクリーンとなってその上へ周りの景色が映ってるような状態。ものの表面はそこそこ鏡面であれば色は問わず表面はそれなりに映り込みが生じます。が、透明なスクリーンに映った半透明の画像ゆえ、スクリーンの下にある色、ボディカラーですね、の影響をもろに受けてしまいます。このボディカラーが与える影響をボディ塗装のフィルタリング効果って呼んでます、もちろんGGが勝手にですが。

下のラ フェラーリも実際にはボディのイエロー部分へはルーフと同様の鮮やかな空の絵が映り込んでいるハズですが、黄色のフィルタリング効果があまりにも強くて...こんな風に、ほとんど見えなくなってしまうんですね。実は黄色とかベージュとかって、結果的に白よりもフィルタリングの効果が強かったりします。この画像、黒いルーフの映り込み具合とボディのギャップには唖然としちゃいます。

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ボディ色によってフィルタリング効果に差が出るのは『加法混色』との関連だと思います。GG自論の限界に近づきつつありますが、考えるに明るい色の方がボディ面の光の反射の量、つまり光のエネルギー量が多いからじゃないかと。例えば白、
『加法混色』で自然光の色7色の全てが混ざる場合が白色で、要するにそれだけ高エネルギーなので透明スクリーン上の映り込み画像は白く染められて、モノトーンに近い画像に変えてしまうのではないかと。逆に、黒のボディに映り込む背景が色鮮やで濁りのない画像なのは、そう考えれば、黒は『加法混色』では光エネルギーが0(ゼロ)の場合であって、エネルギー的な影響は持たない、というよりか、影響を及ぼすことが出来ないからだと思います。で、黒のボディに映り込む背景はそのままの色鮮やで濁りのない画像が残っていられるとGGは考えるのですが...。

部屋の中に白いクルマをディスプレイをすると、やっぱり白いボディに映り込みむ部屋の風景は輪郭も朧気な白い画像に染まってボディに同化してしまいますが、とにかくこのフィルタリング効果はラージスケールのモケイにとっては、とても厄介な存在になるんです。それというのも、ラージスケールのモケイってそんなに大きくないからなんですが。

..............What?英語って妙に知的に見えるもんで。

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モケイのクルマは実車のように大きなものではなく、1/1の環境世界では50cm強のモケイよりも部屋の壁の方がはるかに巨大な存在、そんなの当たり前ですが。1/8 スケールモケイを部屋にディスプレイしてる状態って、実車で考えればトンネルの中にクルマが居る様な状況なんです。壁にしろ天井にしろ、モケイのずーと前から始まっててずーと後ろまで続いてます。もし手鏡とかあったらボディに添わせて覗いてみてほしいのですが、そこに映り込んでいるのは、モケイよりも遥かに大きな天井、モケイよりも遥かに大きな壁なんです。というか、大きすぎて映りきってないでしょう。ボンネットに映り込んでいる物体は、ボンネット上に画像が収まらない巨大な天井。それが、白いクルマの場合はフィルタリング効果でどうなるかというと...背景本来の色彩を失わせる白いボディでは、部屋の天井や壁はボディ全体と同化して見えてしまいます、それで映り込みがボディカラーの一部になってしまう現象が起こるんです。1/24スケールモケイと比較すると、湾曲率が3倍も緩やかになる 1/8 モケイではボンネットなんてほどんど平面で、それがなおさらに視覚的な感覚を惑わすことになります。今、目の前にあるクルマのモケイのボディの白い色って、塗装した色なんだろうか? それとも、映り込んだ景色なんだろうか? って、判別出来ないことさえ起こるんです。皆さんの白いクルマモケイにもし「何となくパッとしない白だなぁ」なんてことを感じているようなことがあったら、それ、ご自身の部屋の暗い壁が映り込んでいるのかもしれません。


ちょっとブレーク、書きすぎたので。関連ない動画ですけどカッコいいですコレ。

究極の塗装って感じでイイ。ただ鏡面になってない塗装面がGGとしては(←バカ)


ということで、お気に入りのモケイをディスプレイする際の『映り込み』テクニックが封じられてしまうGG的色分けグループその④の色ですが、そんなマイナスポイントを埋め合わせてくれるこのグループのもう一つの特色があります。それが、明⇔暗コントラストの高さ。なので、ここからは、これを使ってディスプレイをカッコよく見せるお話をいたします。白をはじめとするこれらの色は影を作る能力に長けている、そういう事なんですけれど、実際のところは「白いから影が目立ってるってだけじゃん」って言われるでしょうね多分に。それに「黒は暗いから影が見えない」ってのが一般的な認識なんだと思いますが、影が作れないんです黒は。ちょっとした実験をしてみました。

こちらは『★1/24 (ミニカー)で、ブログしてみましょ...(爆)』でお馴染ブラーゴフェラーリ。タミヤモデルブラシの柄で、白ボディの上に影を作ってみました。
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こちらは同条件下のブラーゴの黒。ブラシの柄の影がボディの上に...あれっ無い!
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影って何? 光源からの光を遮る、そうするとその先へは光が届かずにそうやって光が遮られた表面では他よりも反射する光エネルギーの量が極端に落ちて、そこの部分だけ周りより暗く見える、それが影。では、どうして黒に影が出来ないのか? 『加法混色』で言うところの光エネルギーが0(ゼロ)の状態が黒、黒は元々光エネルギーを持ってない。反射する光自体がないから黒に見えるところを、今さら光源からの光を遮って表面への光の量が減ったからと言って暗さに変化なんて生じるワケがない。...つまり、もしかして黒って影そのものなんじゃないだろうか?
反射する光の量がゼロ、よって表面の色と影との間の明暗の差もゼロ。それが黒。ならば逆に、自然光に含まれるすべての色が混ざる白色は一番光の量が高いから、出来る影との明暗の差も一番多いことになる。白いボディにはよって、他の色と比べそれだけ明暗のコントラストがハッキリと現れている。

そうならば興味深いことでもありますね。上の2枚のブラーゴ写真、今一度ご覧いただきたいのは、今度は影ではなくて映り込み。説明してきました様にこの写真を見ていただくと、白と黒の映り込みの違いがよく分かります。傍のブラシだけじゃなく壁の絵までもがよく分かる黒、それに対して白は...白の方はほとんど何にも分からない! これじゃぁ懸命に磨き込んで表面へ周囲の画像を映り込ませても...。白ゆえのボディ表面の高い光の反射で起きるフィルタリングの効果は、先述のとおり、映り込んでいるハズの画像もそれをないものにしてしまう。ボディに強い影を作るその原因は同時に、強烈なフィルタリング効果も生み出す。これが白です。

白と黒。相反する2色の関係もなかなか面白いです。「映り込みに自信ないんでその替りにコントラストどうすかね」って白と「影はイケてないんすけど映り込みなら誰にも負けませんよ」ってな黒。ディスプレイにふさわしいのはどちらかって。
”磨き込んだフェンダーに浮かぶ映り込みと影が織りなすその美しい共演を暫しのあいだ我を忘れて眺め入る” ...でも、両極端の色、ボディが白や黒では、実は共演はしてなかったんです。
『コントラスト』の白か?それとも 『映り込み』の黒か? さぁどちらを採る?!
...究極の選択ですが、ならば両方が楽しめる無難な赤を取りましょう(汗)。


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白いボディは、明/暗のコントラストを有効に活かしましょう。...ということで、ちょっぴり実践でもしてみます。色分けグループその④では、より影が際立って、より影が引き立つような美白ボディを作りましょう、化粧品のCMみたいですけど(汗)。要はボディの下地作りの際にはちょっと意識してエッジを立て気味に細工しておくとか、磨き出しにしてもちょっと意識してエッジを残すようにヤスリ掛けするとか。大したことが出来るワケではありませんけど、ただ、そんなちょっとしたことが、1/8 スケールには大切なディテアップの要素なんですね。クルマに寄った視点でディスプレイを鑑賞するラージスケールモデルでは、つまりそれだけ狭い視野でモデルを眺めることになる。いっぺんに全体像が見渡せる1/24 の様にはいかないから、フロントフェンダーを眺め見ているとルーフのラインは視界の端っこで辺りにあやふやで、テールを眺めたらフロントホイールは視野のずっと外。視野内の情報量が不足すれば大味なモケイに陥り易いので、だから、視野に入る範囲のディテールは詰め込めるだけ詰め込んでおきたい。なんなら、映り込み効果の期待出来ない白は、いっそのこと影を”起こす”こと以外にも、コントラストを演出するために意図的に黒い塗装パートをボディに入れてもイイくらい。黒いルーフや黒いドアミラーなら今風の流行りだってことにしてもおかしくないでしょ?

そういうことで、明/暗のコントラストを影に頼るには、ボディライン上の影の境目にメリハリがつくようパーツのエッジを立てておくことになります。が、1/8 スケールともなるとパーツ塗装は大口径のガン(ないしは缶スプレー:もっと大口径)にて大面積へ相当量の塗料を吹くことになるワケですが、時にこれがエッジ部分での盛大な塗装溜まりを起こします。パーツの端っこやスジ彫りされたラインの境目なんかは表面張力が発生するので、そういう部分に塗料の溜まった”山脈”が出来易いんですね。で、往々にしてそういう箇所は本来面一であるべきパーツの繋ぎ目だったり、デザイン的アイポイントの鋭角な切り欠きだったりしますので、それらをきちんと事後処理してあげると、ボディラインにメリハリが生まれ、損ねられていた実車の雰囲気もまた戻ってきたりします。(GGはお構いなしにこれをしてますが、金属地肌を出し易いのであくまで自己責任ではあります。)

アシェットのラ フェラーリ。水色の線の部分が塗装溜りで盛り上がった部分。
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塗装が丁寧なアシェットのラ フェラーリにも、僅かですが発生箇所があります。

塗装溜りは2000番の紙ヤスリで除去してます。それをコンパウンド掛けで仕上げるワケですが(←いつものジャパンワックスですね)、2000番を使うのは、それ以上粗い番手だと、コンパウンド掛けしても磨き傷が(GGには-汗)消せないから。で、最大の注意点は塗装溜りは実はエッジではなくその手前にピークがあること。一番膨らんだコブのすぐ先には塗装の乗りが最も希薄なエッジが控えているので、緊張続きのヒヤヒヤものの作業となります。これからの暑い夏には結構イイかも。そんなGG家の1/8 モデルの通例を、ポケールのアヴェンタドール(ツヤありの白)に施したのが下の写真。ラ フェラーリは赤なんで、今回は代車で紹介いたします。もっともGGフェラーリの塗装面はとうの昔に削りまくりの状態だし(汗)。

ただし前ブログのオマケでやったラ フェラーリのバンパーと違い、こちらは自動車用クリアのコートはしていません。と言うより、今のポケール塗装はなんらかの地球に優しい系の塗料が使われているようで、コンパウンド掛けは平気でも有機溶剤入りスプレー(要するに一般のカラースプレー)には一発で溶けちゃいます。アヴェンタドールは再塗装対象ではないので、オリジナル塗装に直にコンパウンド掛けの結構きわどい処理で、行けるところまでレベルの塗装溜り除去でなんですが、それでも白いアヴェンタボディは陰影クッキリ、キレが出ます。

ツヤもご覧の様に出ますけど、やっぱり白なんであまり役には立ってません。
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それより見ていただきたいのは、鋭利なエッジのバンパー先端処理だとか、

平滑にしたヘッドライト収納部やトランクフード周り、ってところなんですが、
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塗装のダルが消えると、アヴェンタ・デザイン本来の”ヤバい感”が出て来ます。
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ご覧の皆さんは、多分、アベンタドールって尖んがってるデザインをしてるんで、だから、鋭い影のエッジが出来るって思われるかもしれませんが、でも、上述のとおり暗い塗装色ではコントラストが付くような影は出来ないんです。暗い色の場合だとエッジの正確な位置が分かりずらい。これらの色はもっぱら周囲の背景が映り込む面と面との構成に頼ってボディラインを表現しているので、そうなると塗装溜りを処理してエッジを立てたとしても、その結果が生きてこないんです。

コレ(↓)見ていただいて、それぞれ『面』表現の違いが分かってもらえますか?
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明るい色は影に依って、暗い色では映り込む画像に依って、面が表現されてます。
(前出の写真、ブラーゴの黒・白でも同様のことが分かると思います。)

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ということで、GG的色分けグループの話はこれにて終劇なんですが、この自論、ホントのところは未解決なことが幾つか残っているんです。黒は影が出来ない? 実は露出オーバーな場所では、黒でもしっかりと影が出来るんです。炎天下の黒い実車、ドアミラーとかの影が分かるでしょ? ただ同時にボディ表面では太陽光の強い照り返しも起こっている。ここに何かの関連があるのかも、とか思いましたが、そんな環境下に好んでお気に入りのモケイをディスプレイをすることなんてあり得ないから、それ以上考えるのを止めちゃいました(爆)。

本日やっと最後に登場GGの再塗りラフェ。ご覧の通りツヤはバッチリなんですが
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...ツヤだけじゃダメだったんです。で色について考えることになりました、とさ。

色って重力みたいに身近すぎて意識もしてなかったんですけど、いざその存在を『発見』してみると結構面白かったりして。もちろん学術的にきちんとした説明があるんでしょうけど、こんな風にあぁだこぉだ好き勝手に考えて自分のモケイを仕上げるてみるのも、モケイライフの楽しみ方だと思います、お金もかからないし。


では、では。

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週刊 ラ フェラーリをつくる:ボディー塗装編 オールペンよりも大事ですよね。 タッチアップペイント編

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****************************LaFerrari 1/8; painting tips part 3

GG、実は問われるまで忘れてました...(汗)。



アシェットの1/8 ラ フェラーリ、かなりタイトな設計なんで素直に組立てるのも難しいところに、アシェットからはやれ本体をひっくり返せだとか、パーツを再分解せよ、とかまで要求されるじゃないですか。そんなことしてたら、ネジ穴はバカになるしボディはキズが付くだけなのに。で、コメントをされている方からこんなお問い合わせを頂いたんです。

Q:ボディに付いたキズのタッチアップでアシェットのラ フェラーリのボディ
  カラーに最も近い塗料はありませんか?
A:あっ...そうでした。GG、タッチアップのことをほったらかしてました(汗)。

そうですよね、GGは全塗装を前提にMy フェラーリのボディ塗装面を気にもせずギットギトにしてましたが、そんなレア話しなどよりもっと一般的に有益なタッチアップ塗装についての話をする機会を今に至るまで設けてもおりませんでした。急遽、と言うことで、オリジナルカラーのリカバリータッチアップを先程まで実際に検証して試してみましたので、でその結果と、今更ついでに(汗)、オリジナルの赤塗装のままに活かせるツヤ塗装もしてましたんで...それもちょっとお話しします。


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で、チッピングとかで下地の金属表面が出てしまった場合ですが、GGは自動車用のタッチアップ塗料を使います...と言うより、GGはダイキャストモデル(1/8 スケール)の塗装はいつも自動車用塗料(をエアブラシ吹き)なんですけど。理由は塗料が濃いので赤などの色でも下に白を塗装する必要がないこと、塗膜が適度な厚みを有してて強度がある(自動車の外壁に塗るから当たり前ですね)こと、それと乾燥が早いってこと、もありますが、何よりも仕上がり具合がオジリナルの焼付塗装の色ツヤと遜色ないってところが大なんですね。なので今回のタッチアップにも向いてます。プラモ用の塗料だと、ボディ塗装の場合にはリッチさが出難いんですよ。ボディ表面のツヤの”出方”もそうですが、ラージスケールモデルって色だけじゃなく時には塗装後の”質感”も大切な要素になります。内装が本物の素材に見えるAmalgamだって、それらは塗装における質感表現ですから。元はレジンの塊じゃぁないですか、Amalgamなんて。

ということで早速のタッチアップ。ただ、そもそも星の数程もある自動車用カラーですから、その中からそのモノって色は殆ど出て来っこありません。なので、ノー天気な感じに発色のよい明るめな朱色掛かった赤(左)と少し沈んだ感じの発色も悪い暗い赤(右)の異なる性格の赤2色で、それを掛け合わせアシェットのオリジナル色味に調整していきます。

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上で使っているのは左がソフトQQ 右がホルツ。実車用のタッチアップ塗料です。
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『ホルツ カラータッチ AR2 アクティブレッド MH4610』\600~\800円程度
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↑今回はこちらがメイン。沈んだ暗め、職場にいると面倒な性格の赤色(汗)。

『ソフトQQ タッチアップペン マツダA4A トゥルーレッド M-7589』\650円位
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↑こちらは色味の微調整用。明るめ。こういうノー天気な奴も好きじゃないな。もっともGGはこんな風だと職場で思われているフシがありますが...だからナニ?

(GGに配布されたパーツでは)アシェットのオリジナルの赤は、ほとんどホルツの色味に近い少し暗い赤でしたので、ホルツをメインにこれにソフトQQをホンの少し足していく感じで調色してます(調色皿の上で混ぜました)。もしラ フェラーリの不要なボディパーツをお持ちでしたら、調色した色をその上に直接乗せて色の確認をしていくことで、相当追い込んで調色出来ますが...まぁそんな方いませんよね。でも余談ですが、ボディの上に調色した塗料の色がピタリと適合するとすう~っと塗料の存在が消えるんですよ。ステルスか忍者かって具合に”すう~っと”。この感覚は面白くてきっとクセになりますから。クセになっちゃダメでしょうか?

それを筆塗りしたらこんな感じになるんですが。コレどこだか...分かります?
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もちろん薄く塗ることを心がけて、筆ムラも極力抑えながら塗っておりますが。

塗料は前述のとおり、相当に乾燥が早く塗膜も硬くなりますので、ヘタをすると色見本で塗ったようなボコッとした状態でそのまんま固まっちゃいますので、ちょっと要領が必要かも。ぶっつけ本番は何事にもよくないことです。どちらの塗料もシンナー(Mr.カラーうすめ液:クレオス、とか)で希釈出来ますが、筆塗りでは特に塗料を薄めてません。ただ、手持ちの筆を”湿らせるのに”ちょっとだけシンナーを使ってますが。あと、特にホルツの赤の方は乾燥すると少し暗くなるようです。

タッチアップしたのはココ(緑枠の真ん中辺り)なんです。結構分からないでしょ。
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**************************************ちゃんと日本語で書け!!

作業中に付くキズって角の小さな箇所ならそのまま塗っても問題ないと思います。
が、もちろん塗料自体は金属には付きませんので、ある程度の下地金属が出ている場合には、予め塗装箇所に薄くプライマーを施す等の処理が必要となります。それと、どちらの容器にもフタが筆になってます...が、そんな筆なんて点塗りくらいにしか使えないと思います。あしからず。

以上がタッチアップの話。ただしタッチアップはタッチアップです。完全修復ではないので、地肌の銀(これ相当分かるので)が見えなくなった程度でStop、ヨシとした方が良いかも。あまり根性を入れて続けてると手直ししたところが却って目立って来るようになりますので要注意...をするようにしてます最近のGGは(爆)。



オ・マ・ケ・な・情・報


GG的には「これは手抜きだろ」って避けてた事があったんですが、やってみると案外イイ結果だったのでご報告を。
オリジナルの赤塗装を2000番の紙ヤスリで下地の金属が出ない程度に表面の塗装荒れを慣らしておいて、その上からホルツのクリアスプレーをちょっと厚く吹き重ねそこを研磨で平らな表面にしてみたんです...。例によって余剰パーツで実験。
結果的にはこれオリジナルの赤塗装へクリアコートを施したってことなんですが。

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実験の目的は元々別のところにあったんですね。つまり、アシェットのラ フェラーリって金属パーツの割りにはボディパーツの表面にやたらとうねりが出てるんです、まるで古いプラモみたいに。で、この類のうねりってある特定のボディ色ではめちゃくちゃ目立つので何とかしないといけないのですが。例えばこれがキズや凸凹だったならばサーフェーサーが使えますけど、緩やかなうねりって修正が困難じゃないですか?

上のボディの”素”塗装写真(最初の2塗料比較の図)と比べてスゴいツヤでしょ。
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で、考えたのがクリアコートをボディに厚く吹いておいて、そこから平らな面を出してみたらうねりが消せるのではないかと。結果は、平面化はまぁそこそこでしたけど、何気に結構な鏡面ボディが出来てました。

実は創刊間もない頃、出来の悪いアシェットのオリジナル塗装(ハズレを購入です)を苦労して磨き込んだことがあったんですが、強情な悪塗装は磨き込み程度じゃさしたる改善も見られず、そんなことからGGは全塗装に固執するようになっちゃったんですが。ボディカラーがアシェットオリジナルのままには限られますが、この方法なら全面塗装の1/4 程度の作業量で仕上がちゃう。手の込んだ全塗装じゃないと絶対にちゃんとしたものは出来ない...なんて勝手に思い込んでましたが、これだったら十分かも。何せ全塗装はお金も時間も掛かりまくりですから。

とか言いつつも、やはりGGは全塗装なんですが...。(そのうち公開...多分)


磨き出しはいつもの2000番ヤスリ+ジャパンワックス(リンレイ)です。もちろんワックスの油分で光出しって話ではありませんよ。

クリアコートは『ホルツ カーペイント A-4 クリア MH11604』\1,000円程度
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”メタリック、パール・マイカの上塗り塗料” って書いてありますが、そんなの気にする必要ありません、別にお父さんのDIYじゃあるまいし。ただポケール(新ポケール)のボディには要注意、というより使用しちゃダメ。クリアコートで表面が溶け出します、環境に優しい塗料(水性のとか?)を使用中...なんでしょうか。

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以上が今回のタッチアップ(とオマケ)の話でした。実を言いますと、実車用タッチアップ塗料を使う話は、日頃よりお世話になってますレッサーかず氏の好ブログ『☆地球の青☆』からで、デアゴスティーニの1/8 カウンタックのタッチアップとして投稿された方からの情報拝借なんです。ソフトQQのM-7589(品番)はまさにカウンタック用として紹介がありまして。そこから色調整とかタッチアップ塗料で果てはエアブラシ吹きの全塗装までにGGは進んで行くワケで、当時のコメント欄は残念ながら見つけられませんでしたが、その方にはとても感謝しております(もちろん、かずさんにもネ)。

ということで、当ブログもきっとお役に立てることがあるハズ、と思って書いております次第です...その割にはマニアックな話ばかりですけど。では、では(汗)。



追記♪


こんなところに追記でご本人様には申し訳ございませんが、今回の記事を書くきっかけのご質問をいただいた方が最近ブログを立ち上げられたって嬉しいコメントを頂きまして...早速お邪魔させていただきました。
んんん!? なんとドイツ直輸入(されたんですか?)で独イーグルモスのBenz300SLをメインに組立てられるブログでございます。

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******otto氏の新星ブログ:イーグルモスBenz300SLを組み立てる!

それって、したくてもGGが出来なかったことじゃありませんか!!
今後が楽しみ、ラ フェラーリも制作中ですよ。皆さんも是非 GO!してみて。
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